【2026年版】保育士の役職と仕事内容一覧!履歴書の書き方・給与手当の目安まで解説

保育士の役職は、園長や主任に加えて、副主任保育士や専門リーダー、職務分野別リーダーなどがあり、手当の対象になったり転職で有利になったりします。役職ごとに要件が定められ、月額最大4万円の手当も。本記事ではそれぞれの役職と役割、2026年以降も続く新制度による最新の手当額、転職で迷わない履歴書や職務経歴書の書き方、役職ごとの研修の取りかたなどを解説します。

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保育士の役職とは?この記事でわかること
  • 保育士の役職・階層:職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任、主任、園長の6段階
  • 履歴書の書き方:役職は「職歴」欄、研修の修了実績は「免許・資格」欄へ記入
  • 給料・手当:役職の任命と研修修了で、月額5,000円から最大4万円の処遇改善手当が加算

目次

一般保育士から園長まで。保育士の役職一覧

保育業界における役職の仕組みはここ数年で大きく変わりました。

以前は一般保育士の上に、主任や園長がいるというパターンが一般的でしたが、現在はその間に複数の役職が設けられています。

保育士キャリア階層図

役職の配置と役割の関係

園長(施設長)

平均勤続年数:約24年

主任保育士

平均勤続年数:約21年

【要件】

  • 園長からの指名
副主任保育士

【要件】

  • 経験年数 概ね7年以上
  • 職務分野別リーダーを経験
  • マネジメント+3分野の研修修了
  • 園長からの指名
専門リーダー

【要件】

  • 経験年数 概ね7年以上
  • 職務分野別リーダーを経験
  • 4つ以上の分野の研修を修了
  • 園長からの指名
職務分野別リーダー

【要件】

  • 経験年数 概ね3年以上
  • 担当する職務分野の研修を修了
  • 園長からの指名

一般保育士

平均勤続年数:約8年

 

これは、キャリアアップを目指す保育士に、段階を踏んだキャリアパス(キャリアアップの道すじ)を用意し、それに見合った給与を受け取りやすくするための国が定めた処遇改善施策です。

これらの役職を設けたことで、2025年度からスタートした新しい加算制度においても、職務分野別リーダー、専門リーダー、主任保育士などが給与を底上げする基準になっています。

保育士の役職ごとの役割とキャリアパス

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保育士のキャリアパスは、大きく分けて5つの段階があります。まず入り口となるのが一般保育士です。 その後、経験を3年ほど積むと職務分野別リーダー、それを経て経験が7年以降になると「ミドルリーダー」と呼ばれる副主任保育士/専門リーダ―へと昇格していきます。

これは、国からの処遇改善加算を園が受け取り、保育士に給与として還元するために、勤続年数と研修の実績を組み合わせて保育士の役職をステップアップさせる仕組みです。

一般保育士(役職なし)

【この役職に就くには】
資格取得・保育士登録ののち、保育園や認定こども園など保育施設に勤務

一般保育士は、保育士資格を取得し、都道府県に登録を済ませた状態で現場に出る保育職員です。

いわゆる「役職」ではありませんので、中途入職による役職採用でない限り、原則としてスタートは全員ここからでしょう。

一般保育士としての経験が、その後のリーダー職への土台に!

職務分野別リーダー

【この役職に就くには】
経験年数 一般保育士をおおむね3年以上経験
研修要件 担当する1分野の修了(15時間)
役割 クラス運営に加え、キャリアアップ研修を受けた特定の分野を担当

職務分野別リーダーは、経験年数がおおむね3年以上の若手から中堅の保育士が対象の役職です。

自分の得意な分野や興味のある分野を一つ受け持ち、その分野において園内の中心となって動く役割を担います。

具体的な仕事内容は、クラス運営などの通常業務に加え、食育や安全管理などといった特定の分野に関する計画を立てたり、ほかの職員に情報共有を行ったりすることです。

現場からは、初めてのリーダー職として、自分の得意なことを活かしながら無理なくステップアップできるという声が多く聞かれます。この役職に就くには、概ね3年以上の経験に加えて、指定された研修のうち、担当する1分野(15時間)を修了することが必要です。リーダーとしての第一歩であり、周囲からの信頼も高まる立場です。

リーダーの第一歩として、得意分野を活かしながら現場の保育をまとめます。

専門リーダー

【この役職に就くには】
経験年数 一般保育士をおおむね3年以上経験
研修要件 キャリアアップ研修4分野以上を修了
役割 保育現場のスペシャリスト。保育に関して若手への助言・指導を行う

専門リーダーは、加算要件でいうところの「ミドルリーダー」と呼ばれる管理職的な役職です。

次に紹介する副主任保育士と同じ等級あつかいですが、一般的にイメージされる管理職としての役割より、現場で子どもと関わり続け、保育の質を追求するスペシャリストとしての役割が期待されています。

主な仕事は、日々の保育の質向上のための、保育活動のまとめ役だけでなく、若手保育士への助言や技術的な指導を行うことです。

管理職よりも現場で子どもと関わり続けたいならこの役職が適任!

副主任保育士

【この役職に就くには】
経験年数 一般保育士と職務分野別リーダーをおおむね7年以上経験
研修要件 キャリアアップ研修の4分野以上+「マネジメント」分野を修了(60時間)
役割 主任保育士のもとで、保育現場や運営面など園全体の運営・管理をサポート

副主任保育士は、役職に就くための要件は、ほとんど専門リーダーと同じですが、役割はよりマネジメントに寄っています。基本的には、主任保育士をサポートし、園全体の運営がスムーズに進むよう、各クラスの調整や職員の橋渡しを行うポジションです。仕事内容は、行事の全体をまとめる責任者としての役割、職員の勤務シフトの調整、園内の環境整備の管理など、一歩引いた視点で園全体を見る動きが増えそうです。

自分のクラスだけでなく、園全体の課題を見つける広い視野が大事ですね。

主任保育士

【この役職に就くには】
経験年数・研修要件 なし
役割 園長・施設長をサポートする園の運営・管理の責任者

主任保育士は、園長(経営での上層部)と保育現場をつなぐリーダーたちのまとめ役であり、園全体の保育方針が適切に実行されているかを監督する役職です。

具体的な業務は、年間行事計画の最終確認や保護者対応の責任者、職員の育成・評価、行政とのやり取りなど多岐にわたります。

現場の保育に直接入ることもありますが、主な役割は、職員が働きやすい環境を整えることといえそうです。

主任保育士になるための制度上の経験年数や研修要件は定められていませんが、厚生労働省が公表している資料では「平均勤続年数21年」とされるほど、経験豊富であることが求められるでしょう。

実務スキルと人間性の両方が大事!先生たちのモチベーションアップも意識します。

園長(施設長)

【この役職に就くには】
経験年数・研修要件 なし
役割 園の最高責任者・管理者

園長は、園の最高責任者であり、施設全体の運営や経営管理を一手に引き受けます。

子どもたちの安全を守り、保護者に信頼される園づくりを行うだけでなく、職員の雇用管理や採用、施設の維持、財務管理なども行います。

役割は園のビジョンを掲げ、それに沿った保育が展開されるよう園を導くことです。

そのなかで、地域との連携や、入園希望者への説明など、外向けの仕事も多くなります。

主任と同様に、国が定める一律の研修要件はありませんが、施設長としての責務を果たすための知識が不可欠です。自治体や法人によっては、独自の施設長研修を義務付けている場合もあります。

保育の専門知識だけでなく、経営的な感覚や判断力が求められる、キャリアの到達点ですね。

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【例文】履歴書・職務経歴書で役職を書く欄と書き方例

履歴書や職務経歴書に役職を記載したいけど、どこにどう書けばいい?と悩んでしまう保育士さんは多いかもしれません。

ここでは、履歴書では役職・研修実績をどう書くか、職務経歴書ではどうアピールするかを、ケース別の例文とともに紹介します。

【履歴書】役職を書くのは「職歴」欄

役職を履歴書に記載する場合は「職歴」欄を使用します。

基本的に職歴は、入職したことのみを記載すれば問題ありませんが、職務経歴書を別紙で提出したい場合や、特にその実績をアピールしたい場合もあるでしょう。

そのような場合は、職歴で役職への就任時期を明記すると自分のキャリアをわかりやすくアピールできます。

【記載例】

職歴

2014

4

社会福祉法人〇〇福祉会 △△保育園 入職

2018

4

同園 職務分野別リーダーに就任(乳児保育)

2025

4

同園 副主任保育士に就任

   

現在に至る

自己PR欄では、役職として具体的にどのような働きをしたか、それによって出た成果などを補足として加えられるとよいでしょう。

【履歴書・自己PR欄】職務分野別リーダーの例文

保健衛生・安全対策リーダーとして2年活動しました。どうすれば事故を防げるかを保育士が話し合う場を設けたことで、園内での事故を防ぐことができました。

事故を防ぐための地道な活動は、園にとって最も信頼できる実績です。

リーダーとして周りを巻き込み、日々の保育をより安全にした経験は、どの園からも高く評価されそうです。

【履歴書・自己PR欄副主任保育士の例文

副主任として職員一人ひとりの悩みを聞く時間を大切にし、みんなが相談しやすい雰囲気づくりに努めました。その結果、以前よりも現場が落ち着いて保育に専念できるようになりました。

副主任の大切な役割である、職員同士の橋渡しや心のサポート力を示しています。

現場の空気が良くなったことを伝えるだけで、管理職候補としての適性を十分アピールできます。

【履歴書】「研修修了」の場合は資格欄

役職に就いていなかったとしても、キャリアアップ研修を修了している場合は、必ず「免許・資格」欄に記載しましょう。

研修修了の実績は、一度取得すれば全国のどの保育施設へ転職しても引き継ぐことができるからです。

採用側にとっても、入職後すぐにリーダーとして加算対象にできるメリットがあるため、高く評価されます。

【記載例】

職歴

2014

4

社会福祉法人〇〇福祉会 △△保育園 入職

2018

4

同園 職務分野別リーダーに就任(乳児保育)

   

現在に至る

   

免許・資格

2014

3

保育士資格 取得

2024

7

保育士等キャリアアップ研修(食育・アレルギー) 修了

2025

7

保育士等キャリアアップ研修(マネジメント研修) 修了

   

現在に至る

履歴書の提出時には、修了証の提出を求められることが多いため、書面もしくはPDFデータなどで準備しておきましょう。

職務経歴書で役職をアピールする例文

職務分野別リーダーの例文

食育・アレルギー担当リーダーとして、アレルギーを持つ子への配膳ミスを防ぐための新しいチェック手順を考え、園全体に導入しました。職員全員が同じルールで安全確認ができるようになり、毎日安心して給食を提供できる体制を作りました。

ポイントは、保育の質向上のために、具体的にどんな工夫をしたかを書くことです。

自分が動いたことで現場がどう変わったかを簡潔にまとめましょう。単に「担当した」だけでなく「計画し、実施した」という主体性を強調できると評価があがります。

職務分野別リーダーとしての経験は、特定の分野における深い知識と行動力を示すことができます。

実際に達成した数字や具体的な成果を挙げられるとよさそうです。

専門リーダーの例文

専門リーダーとして、複数の専門分野から保育の質向上を支援しました。 とくに障がい児保育の研修で受けた知見を活かして、支援が必要な子のための個別計画を担任と作成しながら教えることができました。若手の先生には具体的なアドバイスをすることを意識しながら、クラス運営の安定をサポートしました。

複数の研修を修了した強みを活かし、現場の相談役として後輩を支えた経験は、ベテランとしての頼もしさを伝えます。

ここでは後輩育成の能力をアピールすることができそうです。

指導した人数や、後輩がどのように成長したかを具体的に示すことで、保育現場のスペシャリストとして、チームに良い影響を与えられる人物であることを伝えましょう。

副主任の例文

副主任として、保育計画が円滑に進むよう、各クラスの保育状況と配置のフォローを行いました。職員が困っている場面では直接サポートに入り、園全体の保育の質を安定させる役割を担ったことで、新卒の離職率を下げることに努めました。

副主任はマネジメント能力を発揮できた実績を伝えると、即戦力としての強みをアピールできます。

副主任の重要な役割である園全体の状況把握と、職員へのサポート能力が伝えられるとよいでしょう。

自分のクラスだけでなく、園全体という広い視野で動いた実績や、主任のサポートとして課題を解決したエピソードなどを書くと、評価が高まりそうです。

研修修了(要件を満たしている)の例文

保育士として4年の勤務経験のなかで、保育士等キャリアアップ研修の乳児保育、幼児保育、保護者支援・子育て支援を修了しております。

役職に就いていなくても、研修修了は園の加算要件を満たすため、強力な武器になります。修了している研修名を具体的に明記しましょう。

採用された場合、園が受けることができる加算の対象になるため、たとえ役職に就いていなくても研修修了していることは評価ポイントになります。

制度を正しく理解していることや、保育の質向上に意欲的であることもアピールできます。

主任保育士の例文

主任保育士として3年勤務しました。業務のなかでは、園全体の保育方針の徹底と、新しい先生たちの教育をスムーズにできるよう園内のマニュアルを作成しました。 現場の先生たちが、困ったときにすぐに相談できる体制を整え、職員全員が自信を持って保育ができるよう、現場と経営陣との橋渡しを行いながら、風通しのよい職場づくりに努めました。

園長のもとで現場を管理する責任者として、園全体に影響をもたらした経験・実績を強調しましょう。

トラブルに動じず、冷静な判断で現場を導いてきたことを伝えると、園の運営を任せられる人材としての信頼度が高まります。

トラブル対応や人材育成など、管理職ならではの具体的な課題解決実績を書くのもポイントです。

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    役職によって給与アップ!手当は月5,000円~4万円

    役職手当Hanasaki / stock.adobe.com

    2025年度から、保育士の給与を支える「処遇改善等加算」の仕組みが新しくなり、2026年も継続予定です。

    この改定で、これまで「加算I・II・III」と複雑に分かれていた加算要件が整理され、役職に応じた加算が大きな割合を占めるように改正されました。

    役職に就くことが給与アップに直結することで、保育士さんが自分の得意分野を活かしてキャリアプランを描きやすくなっています。

    園長や副園長、主任保育士については、これまで一部の加算の対象外となることがありましたが、新制度では研修受講などの要件を満たせば、柔軟に対象となるケースも増えています。

    ただし、具体的な支給ルールは自治体や運営法人によって異なるため、自分の職場がどのような規定を設けているかを確認しましょう。

    役職ともらえる手当の関係(国の上限額)

    国が定める制度上の手当額には目安があります。

    新制度:3つの区分

    2025年4月より、従来の加算I・II・IIIは「一本化」され、3つの区分に整理されました。

    区分1:基礎分
    職員の平均経験年数の上昇に応じた昇給手当になる加算です。
    区分2:賃金改善分
    ベースアップなど、全職員の賃金改善を目的とした加算です。基本給や手当の改善に充てられます。旧加算1(賃金改善分)と旧加算3が統合されたものです。
    区分3:質の向上分(役職手当)
    副主任保育士や職務分野別リーダーなどのリーダー職に連動する手当です。技能・経験の向上に応じた手当が追加されます。
    キャリアアップと給与の目安
     
    経験7年以上 + 研修修了
    副主任保育士 / 専門リーダー
    月額 +40,000円以内
     
    経験3年以上 + 研修修了
    職務分野別リーダー
    月額 +5,000円
     
    1年目〜
    一般保育士
    区分1・2による賃金改善の対象となります。

    副主任保育士や専門リーダーに指名された場合、月額で最大4万円、職務分野別リーダーの場合は月額5,000円からが手当の目安となります。

    役職手当の注意!

    制度変更により、手当の配分ルールが柔軟化されました。
    そのため、上記の手当額は、園によって自由に配分できることになり、かならずしも1人が国から支給された金額をもらえるとは限りません。配分ルールは園に確認しましょう。

    職務分野別リーダー、専門リーダー、副主任は加算の対象なので、国から手当が支給されますが、実際に担当の保育士さんにいくら還元されるかは園が決めるので注意!

    役職がついたら給与明細を確認!

    役職に就いた・研修を修了した場合は、給与明細でどの手当がいくら付いているか確認しましょう。

    手当の支給方法は園によって決めることができるため、明細上の記載や金額も異なります

    基本給の中に「役職手当」として含まれている場合もあれば、別の項目で「処遇改善加算」として支給されている場合もあります。

    給与明細の見方ポイント

    • 手当の項目を確認(園によって異なる)

    • 一時金や基本給の上乗せに加えて役職への加算があるか

    • 処遇改善加算の手当と、園からの役職手当が混同していないか

    • 手当が付いていないように見えたら経理担当に確認

    「役職手当」「リーダー手当」「処遇改善手当」など、給与明細の項目名は園によってさまざま!不明な項目があったら確認するのが大事ですよ!

    読んでおきたいおすすめ記事

    役職に就くなら「保育士等キャリアアップ研修」が大事

    職務分野別リーダー、副主任保育士、専門リーダーの役職に就くには、指定された6分野の中から1分野を修了する必要があります。

    1分野は15時間の講習で構成されており、修了後に園に修了証を提出して、園長に役職を認定(指名)されれば、役職に就くことができます

    ここでは、リーダー職それぞれの研修要件となり方一例、各研修分野の内容を紹介します。

    職務分野別リーダー

    • キャリアップ研修のなかから1分野を修了(1分野15時間)
    • 修了分野のリーダーとして活動する。複数の修了・就任も可能。
    A先生
    なり方例
    1. 職務分野別リーダーに就任したA先生
    1 日々の保育のなかで「0歳児~2歳児までの保育を極めたい!」と決心
    2 保育士3年目に、キャリアアップ研修の「乳児保育」を修了。
    3 翌年度、園長から任命を受けて「乳児保育」の職務分野別リーダーに就任。

    専門リーダー

    • キャリアップ研修のなかから4分野を修了(60時間)
    • 職務分野別リーダーの経験も必要
    B先生
    なり方例
    専門リーダーに就任したB先生
    1.  「障がい児保育」の分野別リーダーとして4年間活躍。
    2.  園長から専門リーダーの打診を受け、2年かけて「幼児保育」「保護者支援・子育て支援」「保健衛生・安全対策」を追加受講し、修了
    3. 修了証を園に提出し、翌年度の4月から副主任保育士に就任

    副主任保育士

    • キャリアップ研修のなかから3分野+マネジメント分野(60時間)を修了
    • 職務分野別リーダーの経験も必要
    C先生
    なり方例
    副主任保育士に就任したC先生
    1. 「幼児保育」と「食育」の分野別リーダーとして5年間活躍
    2. 園長から打診を受けて、追加で「マネジメント」と「保健衛生・安全対策」を受講
    3. トータル3分野の研修とマネジメント分野の修了証を法人に提出
    4. 翌年度の4月から副主任保育士に就任

    キャリアアップ研修の分野

    キャリアアップ研修を受けるには、個人で受講することも、園から申し込んで受けることも可能です。

    自治体によっては、処遇改善加算につながる条件を満たすことで、受講費用が無料になることもあります。

    申し込み方法や受講方法、オンライン受講の有無なども自治体によって異なるため、各都道府県の情報を確認しましょう。

    【キャリアアップ研修の内容】

    乳児保育

    0歳児から3歳未満児に応じた関わりや環境構成、指導計画の作成方法など

    幼児教育

    主に3歳以上児を対象とした発達段階に応じた教育内容や小学校との接続など

    障害児保育

    障がいの特性や援助方法、適切な保育計画の立案や関係機関との連携など

    食育・アレルギー

    栄養の基礎知識や食育計画の作成、アレルギーへの理解や適切な対応など

    保健衛生・安全対策

    保健計画の作成や事故防止、感染症対策などのガイドラインへの理解など

    保護者支援・子育て支援

    保護者への相談援助や虐待予防、地域資源の活用、適切な支援についてなど

    マネジメント

    園の円滑な運営と保育の質の向上、リーダーシップや人材育成、職場環境づくりなど

    保育士の役職について気になるQ&A

    PCを使う保育士TAGSTOCK2 / stock.adobe.com

    保育士さんが役職について知りたい情報や疑問に答えます。

    Q1. 自分はどの役職を目指すのが向いている?

    A. 「管理職」か「保育スペシャリスト」の適性をチェックしよう!

    ミドルリーダーは、副主任と専門リーダーの二種類があります。

    副主任保育士は、園全体の運営補佐や職員のマネジメントを担う「管理職候補」の役割です。また、専門リーダーは、乳児保育や障がい児保育など、現場での専門的な指導を行う「スペシャリスト」の役割です。

    自分の志向が、組織の仕組みづくりにあるのか、保育技術の向上にあるのかで向いている役職がわかりそうですね。

    迷っている方は、以下のチェックリストを試してみてください。

    リスト A
    リスト B
    ★「A」が多かったあなたは…『副主任保育士』向き!全体を見渡してバランスを取るのが得意なあなたは、現場の指揮官である副主任に向いています。周りとコミュニケーションを取りながら園を円滑に回す「マネジメント能力」を発揮できるでしょう。
    ★「B」が多かったあなたは…『専門リーダー』向き!特定のスキルや保育へのこだわりが強いあなたは、専門性を磨く専門リーダーに向いています。得意分野(障害児保育、食育、運動遊びなど)の研修を受けてスキルアップし、その道のスペシャリストとして現場を引っ張っていくのがおすすめです。

    Q2. 副主任になれそうですが、責任が重くてやりたくないです。

    A. 自分の働き方や適性を見直そう。

    副主任保育士のような管理業務が負担な場合は、専門分野の研修を受けて現場のリーダーに徹するのがよいかもしれませんね。

    処遇改善制度では、必ずしも最上位の役職や、事務系の管理職を目指す必要はありません

    園には「現場での専門性を高め、後輩の保育技術を支えたい」と意向を伝えることで、役職のミスマッチを防げます。

    Q3. 役職名が「学年リーダー」。国からの手当はもらえる?

    A. 園独自の役職名でも国の加算対象になることも。

    国の処遇改善手当(月額5,000円〜4万円)の対象は、制度で定められた「副主任・専門リーダー・職務分野別リーダー」の3つの役職です。

    学年リーダーや行事リーダーは園が独自に定めた役割ですが、園独自の役職名でも定められた研修要件などをクリアしていれば対象になる可能性もあります。

    自分の役割が国の制度上のどの役職にあたるものなのか、園長に確認してみましょう。

    Q4. 現在は職務分野別リーダー。転職したら一般保育士からスタートになる?

    A. 研修実績は引き継げますが役職の発令は転職先の判断です。

    キャリアアップ研修の修了実績は全国共通の資格として有効であり、転職先でも評価対象になります。

    ただし、役職手当の支給対象となるには、新しい園で改めて役職者に指名される必要があります。

    転職時の面接や書類提出で「研修修了証」を提示し、役職者としての採用枠があるかを確認することが重要です。

    Q5. 役職は履歴書のどの欄に書けばいい?

    A. 正式な役職は「職歴欄」に書きましょう。

    園から辞令が出た主任や副主任などの役職名は、職歴欄の入職履歴と合わせて記載します。

    研修修了のみで役職に就任していない場合は「保育士等キャリアアップ研修 ○○分野 修了」として「免許・資格欄」に記入することもできます。

    Q6. パートや非常勤でも役職につける?

    A. 制度上は可能ですよ!

    こども家庭庁の2024年の調査では、私立・公立園ともに、非常勤職員の方でも主任に就いているという調査結果があります。

    また、処遇改善手当の規定では、非常勤職員であっても要件を満たせば手当の対象になります。

    とはいえ、園の配置基準や方針では、正規職員が優先される傾向にはあるでしょう。

    非常勤で役職を目指すなら、園の就業規則で「短時間勤務者への役職発令」ができるか、園に相談できるとよいですね。

    Q7. 産休・育休から復帰したら、これまでの役職はどうなる?

    A. 休業によってこれまでのキャリアがリセットされることはありません。

    育児・介護休業法では、産休や育休の取得を理由に、降格や減給といった不利益な扱いをすることを禁じています。

    保育士等キャリアアップ研修の修了実績があれば、休業によってこれまでのキャリアがリセットされることはないでしょう。

    しかし、保育士の役職では、役職にともなう手当が、国の処遇改善等加算という定員枠のある制度に紐づいていることがネックといえそうです。

    副主任や専門リーダーなどの役職には園ごとに人数制限があるため、休業中に代わりの職員が任命され、枠が埋まっているケースがあります。

    トラブルを避けるためには、復職前の面談で園の最新の体制を確認しましょう。

    職場での産休・育休復帰後の不当な降格にあってしまい、転職を考える保育士さんのケースもあるようです。

    役職について職場とトラブルになる前に、転職エージェントに登録しておくと安心かもしれませんね。保育専門のキャリアアドバイザーに相談もできますよ!会員登録・相談無料保育士バンク!で転職相談出典:保育士等(民間)のキャリアアップの仕組み・処遇改善のイメージ/厚生労働省出典:令和6年度 幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果/こども家庭庁出典:処遇改善等加算に関するFAQ(よくある質問)/こども家庭庁

    自分の役職を確認しながら転職やキャリアパスを考えよう

    保育士の役職は、2026年度も続く新加算制度によって、分かりやすいキャリアパスに進化しました。

    キャリアアップ研修を受講し、役職を目指すことで、確実に給与と専門性を高めることができるようになっています。

    それとともに、自分の得意分野や求められるスキルを身に付けることで、やりがいが増えるだけでなく、手当として給与にも還元されます。

    今の自分がどのポジションにいて、次にどの役職を目指せるかを考えながら、保育士としてキャリアアップしていきたいですね。

    保育士バンク!は、保育士さんの転職に特化した求人サービスです。

    できるだけ早くキャリアアップしたい保育士さんにも、保育の現場で頑張りたい保育士さんにも、それぞれのご希望に合う仕事を紹介し、転職に向けたアドバイスもさせていただきます。

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    この記事の監修者
    戸田 慎一
    経歴
    高校教師として勤務、その後不動産営業を経験、現在は保育士さんの転職活動を支援する保育士バンク!にてゼネラルマネージャーとして活躍中。
    実績
    過去100名以上の保育士さんの転職活動をサポート。これまで、新人賞、ベストチーム賞、ベストマネージャー賞を受賞。

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