保育士の履歴書に使える志望動機の書き方と例文。ブランクあり・パート・未経験などケース別に紹介!

志望動機は保育士さんが履歴書を書くうえでネックになる部分かもしれません。今回はパート勤務やブランクのある方、未経験者にも参考になる書き方のポイントと例文を紹介します。ケースごとのQ&Aや、職種・施設別の書き方もまとめました。保育士の履歴書の書き方全般について詳しくは▶保育士の履歴書の書き方マニュアルをご覧ください。

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この記事でわかること
  • 志望動機で押さえるべき応募理由・強み・意欲の3要素▼詳細
  • 「家が近いから」はこう書こう!正職員からパート・契約社員までの文例▼詳細
  • 未経験でも意欲を伝えられる志望動機の作成ポイント▼詳細

目次

志望動機は何を書く?押さえたい3つの要素

志望動機の内容で採用につながるのは、経歴の長さやブランクの有無ではありません。

「なぜこの園で働きたいのか」「どんな経験や強みがあるのか」「今後どう働きたいのか」といった考え方や意欲が伝わることを意識しましょう。

パートや派遣での勤務であっても、その園を選んだ理由や、自分の保育観をしっかり伝えることで好印象を与えることが可能です。

以下の3つのポイントを押さえると志望動機として説得力のある文章になりそうです。

1. 応募理由(なぜその園なのか)

応募先の保育理念や方針、園の特色を調べたうえで、「この園で働きたい」と思った理由を具体的に書きましょう。

たとえば、「一人ひとりの個性を大切にする保育方針に共感しました」「地域交流の取り組みに惹かれました」など、自分の価値観と園の魅力を結びつけて伝えるのがポイントです。

2. 保育士として活かせる経験・強み

過去の保育士としての実務経験はもちろん、子育て経験や他業種で得たスキルもアピールポイントになります。

「子育てを通じて、子どもの発達段階を理解する力が身についた」「接客業で培った細やかな対応を保護者対応に活かせます」など、保育に結びつけて説明しましょう。

3. 働き方の希望と今後の意欲

これまでの経験が少なかったり、パート・アルバイトでの入職を希望していたりする場合も、将来的な働く意欲をアピールすることで印象がアップします。

「子育てが落ち着いたので長く働きたい」「将来的には正職員として活躍したい」など、前向きな意欲もプラスして書くと効果的です。

【正職員】履歴書に書ける志望動機の文例

ピアノを弾く保育士TAGSTOCK2 / stock.adobe.com

正職員を目指す場合は、保育士としての経験や保育観園とのマッチ度をていねいに伝えることが重要です。

ポイント

正職員採用では、長期的な視点かつ幅広い業務で活躍できる人材が求められます。これまでの経験をふまえて、自分が園にどのように貢献できるかを明示し、将来の目標も含めて書きましょう。

【初めての転職の場合】文例

3年間、小規模園で0〜2歳児の乳児クラスの担任を経験し、子どもの発達に寄り添ったていねいな保育を心がけてきました。

そんななか、貴園の「子ども一人ひとりの個性を育む」という理念に共感し、自分の経験を活かしながら、乳児・幼児クラスを問わず、より深く保育に関われる場を求めて応募いたしました。

今後は主任保育士の役職を目指しながら地道に経験を積み、チーム全体を支えられる存在を目指していきたいと考えております。

【転職回数が多い人の場合】文例

これまで、認可園、認可外園、企業内保育所などさまざまなタイプの園で勤務し、各園での保育方針や環境に応じた対応力を培ってきました。

転職を重ねたことで、子どもだけを見るのでなく各家庭の事情などにも合わせた柔軟かつ広い視点で保育を提供することの重要性を実感しております。

大規模園であることで、発達段階や育ちがさまざまなお子様と関わることができる貴園で、多様な経験を活かして貢献したいと思い、応募いたしました。

長く安定的に働き、子どもたちと一緒に自分自身も成長し続けたいと考えております。

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【パート・アルバイト】履歴書に書ける志望動機の文例

働ける時間に制約がある場合や「家が近いから」など、志望理由が業務と無関係な場合であっても、できるだけ保育への思いを強調するようにしましょう。

ポイント

短時間勤務を希望していても、園への理解や保育への意欲を伝えると好印象になりそうです。

また、働ける時間に制限がある場合は、志望動機欄には詳しく書かず、本人希望欄に「週何日・何時間」など具体的な希望も明記すると、採用担当者にもわかりやすいでしょう。

【有資格の場合】文例

保育士資格を活かし、子育ての経験もふまえて保育に関わりたいと思い、応募いたしました。

特に乳児保育に関心があり、子どもたちの小さな成長に寄り添えるような保育を目指しています。

今は育児中のため短時間勤務を希望していますが、子の成長にともなって、徐々に勤務時間も増やしていきたく思っております。

【無資格(保育補助希望)の場合】文例

これまで接客業に従事しておりましたが、子どもに関わる仕事がしたいという思いから保育補助として応募いたしました。

接客業で培った対応力を活かして、先生方のサポートや子どもたちとの細やかな関わりを大切にしていきたいと考えています。

【「家が近い」など業務と無関係の志望動機】文例

自宅から近く、子どもが通う小学校にも卒園生が多く通っているというご縁があることや、園庭からいつも明るい声が聞こえる貴園に好感を持っていたこともあり、お子さんや先生方のお役に立ちたいと考え応募いたしました。

二児の子育ての経験を活かしながら、笑顔の絶えない保育補助として、お子さんたちの育ちや保護者の目線も忘れずに保育の現場に貢献したく思っております。

ブランクを経てパート復帰する場合の志望動機については、以下の記事で詳しくまとめています。
▶ ブランクがある場合の志望動機

正職員、パート・アルバイト、ブランクありなどさまざまな状況や働き方によって応募の仕方や求人選びも変わってきますよね。

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    【契約社員・派遣社員】履歴書に書ける志望動機の文例

    シャボン玉であそぶ子どもと保育士milatas / stock.adobe.com

    勤務形態に関わらず、保育の現場に貢献したい意欲を伝えることが重要です。

    ポイント

    契約職員・派遣社員のように期間が限定された勤務であっても、真剣に保育に向き合う姿勢を示しましょう。柔軟な対応力や適応力も評価されます。

    【契約社員の場合】文例

    以前勤務していた園では、パートでの加配保育士として、さまざまな年齢の子どもの保育補助を担当し、保護者との丁寧なやり取りや児童の発達の理解に努めました。

    貴園では契約職員としてではありますが、できるだけ長く勤務しながら、子どもたちの育ちと安全を守る保育を行いたいと考えております。

    【派遣社員の場合】文例

    これまで派遣保育士として複数の園で経験を積んでまいりました。園ごとに異なる保育環境での勤務を通して、柔軟な対応力を身につけてこられたと自負しております。

    貴園でもその経験を活かし、どんな子どもにも笑顔と安心感を与えられる保育の実践を希望しております。

    読んでおきたいおすすめ記事

    【未経験】履歴書に書ける志望動機の文例

    保育士未経験であっても、資格取得の動機これまでの経験今後の意欲をしっかり伝えましょう。

    ポイント

    別の仕事の経験を強みにするだけでなく、なぜ改めて保育士を目指したかという思いを強い意欲として伝えられるとよいでしょう。

    また、資格取得に向けた努力や、学習で得た知識をどのように保育に活かしたいかという展望も盛り込むと、熱意と目的意識のある志望動機になります。

    【資格取得後に他業種に従事】文例

    保育士資格取得後、新卒で一般企業に就職しましたが、やはり養成校での学びと資格を活かして子どもと関わる仕事に就きたいという思いが強く、保育士への転職を決意しました。

    未経験ではありますが、資格取得の勉強を通じて保育の基礎を学びましたので、現場でさらに学びを深めていきたいです。

    【社会人経験後、独学で資格を取得】文例

    前職は営業職として勤務していましたが、ボランティア活動を通じて保育に興味を持ち、独学で保育士資格を取得しました。

    前職で身につけた相手のニーズをくみ取る力や報連相を大切にする働き方は、保育士の仕事にも活かせると考えています。

    これまでの社会人経験を活かしながら、常に学びながらお子さんたちの育ちに貢献していきたいと考えております。

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    この書き方は危険!志望動機のNG例5選

    ここでは、採用担当者が「この履歴書はちょっと…」と感じやすい書き方のパターンを5つ紹介します。

    NG①:どの園にも使い回せる内容

    「子どもの成長を見守る仕事がしたい」「保育士としてスキルアップしたい」など、志望動機としては問題ありません。

    しかし、応募先の園名を入れ替えても成立してしまう文章は、採用担当者に「うちじゃなくてもいいのでは」と思われてしまいます。

    ここを直そう!「貴園の○○に共感した」「園見学で△△を拝見して」など、その園にしか当てはまらない要素を必ず一つは入れるようにしましょう。

    NG②:前の園の悪口や不満が中心

    「前の園では残業が多く体力的に限界だった」「人間関係が合わなかった」など、退職理由をそのまま志望動機に書いてしまうケースがあります。

    採用担当者の立場からすると「うちの園でも同じことが起きたら辞めるのでは」という不安につながります。

    ここを直そう!退職理由を書く場合は「○○の経験を経て、今は△△を大切にしたいと考えるようになった」と、前向きな文脈に転換するとよさそうです。

    NG③:志望理由が待遇・条件面のみ

    「家から近い」「給料がよい」「休みが多い」も園を選ぶ大事な理由ですが、志望動機がこれだけになっていると、保育への意欲が伝わりません。

    ここを直そう!条件面に触れる場合は、「通勤時間が短い分、保育の準備により多くの時間を使いたい」など、保育にどうつなげるかを一言添えるのがポイントです。

    NG④:抽象的すぎて人柄が見えない

    「貴園の保育理念に共感しました」の一文だけで終わっている志望動機も、採用担当者にとっては判断材料が不足しています。

    「共感した」と書くなら、何にどう共感したのか、自分のどんな経験と結びついているのかを具体的に書きましょう。

    ここを直そう!たとえば「自然遊びを大切にしている点に惹かれました。前職でも園庭遊びの時間を工夫し、虫探しや泥遊びを積極的に取り入れていました」のように、自分のエピソードを添えると説得力が増します。

    NG⑤:例文をほぼそのままコピーしている

    インターネットで見つけた志望動機の例文をそのまま、またはほとんど変えずに使い回すのは避けましょう。

    採用担当者は何十通もの履歴書を読んでいるため、テンプレートの文章はすぐに気づかれます

    完璧な文章でなくても、自分の経験や思いが伝わる志望動機のほうが、採用担当者の心に残ります。

    ここを直そう!例文はあくまで構成や言い回しの参考にとどめ、自分自身の言葉で書き直すようにしましょう。

    保育士の志望動機で迷ったときのQ&A

    面接Takahiro / stock.adobe.com

    志望動機に関するよくある疑問にお答えします。自分にあてはまる悩みを見つけて、参考にしてみてください。

    Q. 志望動機と自己PRって何が違うの?

    A. 志望動機は「この応募先で働きたい理由」、自己PRは「自分の強みや保育観」

    志望動機では「この園で働きたい理由」を通して、保育方針や特徴とのマッチ度を具体的に示すことが大切です。

    一方、自己PRではあなた自身の強みや人柄、保育観など、保育士としてどのように活躍できるかを伝えるのがポイントです。

    記載する場合は、志望動機と自己PRがうまく結びつけられるよう意識することで、より伝わる内容になります。

    Q.「子どもが好きだから」しか思い浮かばない…

    A. 「子どもが好き」を具体的な行動や経験と結びつけて

    「子どもが好き」という気持ちは、保育士を目指すきっかけとして自然ですが、それだけでは保育士への転職にあたっては説得力に欠ける場合があります。

    過去の体験や学びと絡めて、「なぜ子どもが好きなのか」を前提に「どんな保育をしたいのか」を具体的にすると魅力的な志望動機になりそうです。

    Q. ブランクの期間が長いです。年数はぼかして書いてもよい?

    A. そのブランクを強みにしましょう!

    「数年間」など正確な年数を避ける表現も可能ですが、職歴でブランクの年数はわかるので、あえて志望動機に書く場合は、そのブランクを自己PRに変換できるとよさそうです。

    復帰への意欲とそのために準備してきたことや、ブランクの間にしてきた育児や別業種での勤務を保育現場でどう活かすかなどを示しましょう。

    Q. 生成AIで志望動機を作ってもOK?

    A. 生成AIが作成した文章は必ず推敲して

    より伝わりやすい文章を生成してくれる生成AIサービスをうまく活用するのはよいでしょう。とはいえ、自分の経験や強みを嘘のないよう語ることが大切です。

    まずはプロンプト(指示や質問を入力する文)に、箇条書きや簡単な言葉でよいので自分なりの志望動機を入れたうえで、応募先の園の特徴や保育理念なども明示してから生成できるとよさそうです。

    また、AIで作成した文をそのままコピー&ペーストして提出せずに、できた文章を自分の言葉で書き直すようにしましょう。

    Q. 保育士バンク!に登録した後は、どんなサポートがある?

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    保育士の転職では志望動機の書き方が大事!

    履歴書における志望動機は、履歴書のなかでもあなたの人柄や意欲を伝えることができる大切なパートです。

    自分の経験や価値観と、園の特徴や理念を結びつけて書くことで、採用担当者の印象に残る内容にしていきましょう。

    志望動機の書き方に迷ったり、面接での受け答えに苦手意識を抱えたりしている方は、保育士バンク!に相談するという手段もありそうです。

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    保育士さんが迷う履歴書の書き方全般についての完全ガイドは、以下の記事をご覧ください。
    ▶ 保育士の履歴書の書き方マニュアル

    この記事の監修者
    戸田 慎一
    経歴
    高校教師として勤務、その後不動産営業を経験、現在は保育士さんの転職活動を支援する保育士バンク!にてゼネラルマネージャーとして活躍中。
    実績
    過去100名以上の保育士さんの転職活動をサポート。これまで、新人賞、ベストチーム賞、ベストマネージャー賞を受賞。

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