「残業や人間関係に疲れた…」「次の職場では失敗したくない」と悩む保育士さんへ。転職に最適な時期と自己分析から入社まで、全6ステップの流れを詳しく解説!多忙な保育士さんのために、面接や円満退職までの具体的な手順とスケジュールもまとめました。新しい生活をスタートするために、納得のいく転職を目指しましょう。
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「もう無理かも…」から抜け出す一歩。転職の最適な時期と始め方
現職の給料や長時間の勤務、業務量の多さ、ほかの先生との人間関係など、さまざまな理由で、転職を考える保育士さんは少なくありません。
転職することに不安や後ろめたさから、一歩を踏み出せずにいる方もいるでしょう。
しかし、本当に大切なのは、保育士として心も身体も健康に、安心してやりがいを感じながら働くことです。
これまで培ってきた経験やスキルを活かせる職場を探し、転職を考えてみましょう。
転職活動に最適な時期は4月?!
保育士の転職は「4月が最適」と言われています。
なぜなら、年度の切り替わりに合わせて募集が多く、希望の条件での採用チャンスが広がるからです。
とはいえ、年度途中での退職や転職も決して珍しいことではありません。
早めの退職の申請や引き継ぎを行えば、ほかの先生も準備ができ安心して次の職場へ進むことができるでしょう。自分の無理のないタイミングで行動することが大切です。
転職を相談する保育士の転職活動の進め方!全6ステップの流れ
転職活動は、主に「準備期間」「応募・選考期間」「入社準備期間」の3つにわけると、やるべきことをチェックしやすいでしょう。
9月・10月の園の意向調査を経て、4月に新しい職場で働き始めたいという方も多いもの。
4月入社を目指す場合、求人は前年の10月頃から増え始め、12月〜2月に面接のピークを迎える傾向にあります。
4月入社に向けたスケジュール例を紹介します。
10月:【Step1】自己分析・意思決定
・転職理由、理想の園、働き方、将来の目標を整理
・保育士としての経験・スキル・特技を振り返る(履歴書や面接の段階で転職エージェントと考えることも視野に)
・転職するか意思決定(意向調査を目安に)
10月〜11月:【Step2】求人情報収集
・転職サイト・エージェント・園HP・SNSで情報収集
・園見学や説明会などで雰囲気をチェック
・複数園を比較して希望園を絞る
11月〜12月:【Step3】応募書類作成
・履歴書・職務経歴書の作成
・担当クラスや行事の経験、成果を整理
12月〜2月:【Step4】面接準備・実施・内定獲得
・面接で聞かれやすい質問に回答を準備
・逆質問の準備、礼儀・服装・身だしなみチェック
・面接実施
・内定承諾
3月:【Step5】退職手続き
・上司に退職意思を伝える(意向調査で伝えていれば不要)
・退職願提出、備品返却など
3月:【Step6】入社準備
・入社書類の準備
・通勤経路確認
上記はあくまでも一例です。実際には2~3カ月で決める人も多く、なかには1カ月で新しい職場を探した方もいます。スケジュールを目安として考え、自分に合った計画を立てて転職活動を進めましょう。
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【Step1】自己分析開始!自分と向き合う
転職活動をスタートするうえで大切なのが、自分の考えを整理することです。「やっぱり転職しなければよかった」と後悔しないためにも、しっかり「自分自身」と向き合ってみましょう。
転職の理由・理想の職場を考える
「なぜ、転職しようと思ったの?」「本当はどんな職場で働きたい?」と、自分に問いかけて頭の中を整理してみましょう。
- 転職の理由
給与や勤務時間、人間関係など、今の園で不満に感じていること - 理想の園の環境
保育方針や特色、園の雰囲気など、自分が働きやすい環境 - 働き方の希望
年収、残業の有無、持ち帰り仕事の有無など、生活とのバランス - 将来の目標
今後、どんなスキルを身につけたいか、どんな保育士になりたいか
「転職しようか迷っている」という方もまずはなぜそのような気持ちになったのかを考えてみることが大切です。
また、求人を選ぶ基準がはっきりするので、限られた期間でも効率的に転職先を探せるでしょう。
自分の経験・スキル・特技をおさらい
次に保育士としての経験を振り返り、自分のアピールポイントを整理していきます。
- 担当クラスや経験年数
乳児・幼児の担任経験や、年齢別の関わり方の経験 - 行事や活動の実績
運動会や発表会などの企画・運営経験、特に力を入れたこと - 専門性や得意分野
音楽、製作、運動などの得意分野や研修で学んだ専門知識。 - 学んだ体験や成長のエピソード
研修で学んだことや経験を通して成長したこと
もし自分の長所や強みがすぐに出てこない場合は、過去に担当したクラスや子どもとの関わり方を振り返ってみましょう。
自己分析を丁寧に行うと、面接や履歴書で説得力のある自己PRが作れますよ♪
また、多忙で「そもそも転職活動期間が短い」「自己分析の時間がとれない」という方は、履歴書や面接時に転職エージェントと一緒に自己分析を行うとよいですね。
転職エージェントを頼ると、求人紹介~面接対策まで仕事のスキマ時間を活用して、無駄のない計画も立ててくれるため、早めに活用してみましょう♪
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選択済みの市区町村
【Step2】理想の職場を見つける!求人情報の収集と失敗しない園の選び方
自己分析を終え、転職の目的が明確になったら、いよいよ求人情報を集め、自分に合った職場を選びましょう。
自分に合った求人を探すには情報収集が大切!
転職活動では、さまざまな手段で情報を集めることが重要です。それぞれの特徴を知り、自分に合った方法でフル活用しましょう。
| 情報収集方法 | 内容 | ポイント・注意点 |
|---|---|---|
| 転職サイト | 保育士向け求人サイトで自分で検索して情報を集める方法 | 自分のペースで探せる、最新情報をこまめにチェック |
| 転職エージェント | 専門のキャリアアドバイザーが条件に合う求人を提案・調整 | 面接や書類サポートあり、希望を伝えると希望の転職先を見つけてもらいやすい |
| ハローワーク・自治体の説明会 | 地元の説明会や保育士向けセミナーで情報収集 | 地域密着情報が得られる、園担当者と直接話せる(保育士・保育所支援センター開設) |
| 転職フェア | 保育士向け合同説明会やイベントで複数の園を一度に比較 | 直接園担当者と話せる、雰囲気や待遇の比較に便利(保育士バンク!フェア情報はこちら) |
| 保育園のホームページ | 気になる園のWebサイトで求人情報や園の特徴を確認 | 園の雰囲気や方針を把握できる、最新情報を確認 |
| SNS(Instagram・Facebookなど) | 園の公式SNSで日常や行事、保育士の働き方を確認 | 園の雰囲気を把握、参考情報として活用(保育士バンク!Instagramはこちら) |
| YouTube | 園紹介動画や保育士向け動画で園の様子を確認 | 動画で園の雰囲気を直感的に理解、投稿者が公式チャンネルか確認(保育士バンク!YouTubeチャンネルをチェック) |
| 知り合い・口コミ | 元同僚や友人、保育士ネットワークから情報を得る | 内部のリアルな情報が得られる、偏りに気をつけて! |
| オンラインコミュニティ・掲示板 | 保育士向けオンラインコミュニティや掲示板で情報交換 | 非公開求人や評判がわかる、情報の真偽に注意 |
複数の方法を組み合わせ、園の雰囲気や働きやすさなどを把握し、自分にぴったりの職場を見つけましょう。
会員登録・相談無料保育士バンク!で転職相談【失敗しない園選びのポイント】「園見学」でリアルな現場をチェック!
気になる転職先が見つかったら、できるだけ園見学に行きましょう。
園見学では、園の雰囲気や職員同士の関係性など、求人票だけではわからない情報を実際に見ることができます。
ただ、なかには見学に行くのが難しいという方もいるでしょう。そんな時は転職エージェントを頼ってみるのもひとつの方法です。
エージェントであれば、園の内部情報や職場の雰囲気を詳しく教えてくれるほか、オンラインでの見学やヒアリングの調整をしてくれることもあります。
例えば、引っ越しで遠方の園を検討している、または仕事を続けながら転職活動をしている場合でも、こうしたサポートを活用すると効率的に選ぶことができるでしょう。
園見学を相談する【失敗しない園選びのポイント】複数応募で自分に合った園を見つけよう
転職活動中に、「複数の園に同時に応募してもいいのかな…」と不安になる方はいませんか?
複数応募は失礼ではなく、むしろ自分に合った職場を見極めるための方法です!
ただ、スケジュール管理がずさんだったり、園側への連絡が遅れたりすると印象が悪くなってしまうこともあります。
次のポイントを押さえておくとよいですね。
- 応募状況や面接日時をしっかり管理する
- 面接や問い合わせの際は丁寧な対応を心がける
- 内定が出たら、迅速に連絡して辞退の意思を伝える
こうした工夫をすることで、複数応募でも各園に失礼にならず、より多くの情報を得ながら自分にぴったりの園を冷静に選ぶことができます。
「自分に合った園を見つけたい!」という気持ちを大切に、安心して転職活動を進めましょう。
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【Step3】採用率を高める応募書類の作成
応募したい園が見つかったら、履歴書と職務経歴書を作成しましょう。
書類選考で次の面接に進めるかが決まるため、採用担当者に「この人に会ってみたい!」と思ってもらえる書類を作成することが重要です。
【履歴書】採用担当者に響く自己PRは魅力的なエピソードが鍵
履歴書は、応募者の第一印象を左右する大切な書類です。
なかでも自己PR欄は、熱意や人柄を伝える最も重要なポイントになります。
ただ「協調性があります」「明るいです」といった長所を並べるだけでは、採用担当者の心には響かないでしょう。
説得力を持たせるためには、具体的な経験や行動のエピソードを記載することが大切です。
例えば、「子どもを元気づけようと声をかけ工夫した経験」や、「行事の準備でチームと協力した出来事」などを盛り込みましょう。
【魅力的なエピソード盛り込む3つのコツ】
- 志望先との共通点を見つける
自分の強みや経験が、応募先の保育方針や園の特徴とどのように結びつくのか共通点を探してみましょう。共通点があるほど、志望の理由がより納得感のある内容になります。
- 経験を通して学んだ行動を伝える
経験を通して失敗から学び、次の保育に活かしたいエピソードを添えると、説得力が増します。
- 簡潔にまとめる
文章が長くなりすぎると、結局何を伝えたいのか、採用担当者の方が読み取ってくれない場合があります。読みやすい文章を意識しましょう。
このように、今までの経験をどのように今後の保育に活かしたいかを簡潔にまとめることで、熱意と意欲がしっかりと伝わる履歴書になるでしょう。
【職務経歴書】経験・スキルを具体的にアピールすることが大切
履歴書の自己PRでアピールした熱意や人柄に加え、職務経歴書では日々の業務内容や成果を具体的に示すことが大切です。
【 経験・スキルを具体的に伝える3つのポイント】
【 経験・スキルを具体的に伝える3つのポイント】
- 担当クラスや園での業務を詳しく書く
どの年齢を担当していたか、1日の流れや役割、行事での具体的な活動内容など、実際の仕事の幅や工夫を整理して書きましょう。 - 成果や工夫を具体的に伝える
行事の準備や保護者対応など、どのような課題にどう取り組み、どんな成果があったかを記載すると、実力や対応力が明確に伝わります。 - 面接を意識して準備する
面接は職務経歴書を基に質問されることが多いでしょう。「ここを面接で質問して欲しい」という点を意識して書くと、面接で自分の魅力を伝えやすくなります。
履歴書・職務経歴書の作成後はコピーをとり、面接前に再確認しておくと安心です。
【Step4】いよいよ面接本番!落ち着いて自分らしさを伝えよう
面接では、履歴書や職務経歴書に書いた内容をもとに質問されることが多いため、事前に答えをイメージして練習しておきましょう。
緊張しても落ち着いて対応できるように、ポイントをおさえて準備することが大切です。
保育士面接で重視される3つのポイント
採用面接では、子どもや保護者から信頼される人柄や仕事への姿勢を見られる傾向があります。特にチェックされやすい3つのポイントは次の通りです。
- 人柄
明るく柔らかな表情で挨拶し、礼儀正しい受け答えを心がけましょう。清潔感のある服装や身だしなみも好印象につながります。 - これまでの経験やスキル
保育士としての経験や知識、子どもへの接し方で気をつけていたことなどを具体的に伝えましょう。応募先の保育方針とどのように合致しているかを示すことを意識すると、アピールポイントになります。 - 保育士としての熱意
「なぜこの園で働きたいのか」という理由を明確に伝えましょう。入社への意欲や長く働きたいという気持ちを表すことが大切です。
また、質問に答えるときは、結論→理由→具体例の順で端的に話すとわかりやすくなります。緊張しやすい方は、友人や家族の前で面接の練習をしておくとよいでしょう。
これでバッチリ!前職の退職理由の伝え方例
面接で確認される「退職理由」について、どんな風に答えればよいのか戸惑う方もいるでしょう。
ネガティブな要素を問われた際は、前の園に不満があったとしても、そのまま退職理由として伝えるのは避けて、前向きな理由に言い換えましょう。
【例】
- 「人間関係や労働条件に不満があった」→ 「前職での経験を活かし、チームワークを大切にさらにスキルアップしたい」
- 「サービス残業が多かった」→「貴園のように〇〇(具体的な保育の方針)に集中できる環境で、保育に取り組みたい」
採用担当者は、「この人は長く働いてくれるだろうか?」という点も懸念しているため、長く活躍する人材だと期待して思ってもらえるように伝えることが大切です。
差がつく!熱意を伝える「逆質問」の例と退職理由の前向きに伝えるポイント
面接官は、逆質問を通じて応募者の園に対する興味や意欲の度合いを確認しています。事前に、必ず質問を準備しましょう。
【逆質問例】
- 園の行事や年間活動で力を入れていることは何ですか
- 入社後の研修やスキルアップの機会について教えていただけますか
- 園の先生同士の連携で大切にしていることは何ですか
【 避けるべきNG質問】
逆質問の内容が待遇面ばかりに集中すると、働く意欲が条件面に偏っているという誤解を招く可能性があるため、避けるとよいでしょう。
【NGな質問例】
給与、休暇、待遇面など、求人票やホームページに記載され、調べればわかる基本的な情報
また、なかには「賞与は1年目でどのくらいですか?」「土日の行事は多いですか?」など、聞きにくい質問もあるかもしれません。
その際は転職エージェントを活用すると、事前に不安な点を代わりに聞いてもらえるため、面接も安心して臨めそうです。
面接後にすぐその場で内定が出る方もいるようです。面接に向けてしっかり対策を立て、希望の園での内定が決まるとよいですね。
面接対策を相談!【Step5】円満退職を叶える!手続き
内定後は、転職先で新たなスタートを切るための準備を進めましょう。
勤務先の就業規則をもとに必要な手続きや書類を確認することが大切です。
特に退職時に交付される書類は、新しい職場で必要になるものがあるため、忘れずに受け取ることが重要です。
退職意思の伝え方と最適なタイミング
円満に退職するためには、園長などの上司に退職の意思を伝え、納得してもらうことが大切です。
園の意向調査で伝えていれば不要ですが、年度途中の退職の場合は以下の点に気をつけましょう。
- 誰に伝えるか
まず主任や副主任などの直属の上司に伝え、次に園長先生に話しましょう。 - いつ伝えるか
内定が出たらできるだけ早めに上司へ意思を伝えましょう。
後任者への引き継ぎや、子どもたちへの配慮が必要となるため、退職の3カ月前までに伝えるのが望ましいとされています。 - 退職理由
ネガティブな理由(人間関係の不満など)をそのまま伝えるのは避け、将来のキャリアを見据えた前向きな理由に言い換えましょう。
例:「この園での経験を活かし、さらなるスキルアップを目指したい」 - 退職日
園側の都合も考慮し、柔軟に対応する姿勢を伝えることがポイントです。
理由が明確で前向きであれば、引き止められた場合でも、園側にしっかり意思を伝えられるでしょう。
スムーズに退職を進めるための手続き
退職を円滑に進めるためには、必要な手続きを期限内に行い、書類や備品の受け渡しを忘れずに行うことが大切です。
【保育園へ提出・返却するもの】
- 退職願
- 健康保険証
- 業務資料
- 社員証(名刺など)
- 指定の制服またはエプロン
- 備品(文具用品・パソコンなど)
- 通勤定期券
【保育園から交付してもらうもの】
- 雇用保険被保険者証
- 離職票
- 健康保険被保険者資格喪失証明書
- 年金手帳
- 源泉徴収票
- 保育園の制度終了の手続き(借り上げ社宅制度などを利用している場合)
事前に必要な書類を確認し、漏れなく対応することで、退職後の手続きもスムーズに進めることができるでしょう。
【Step6】内定後に新しい職場で活躍するための入社準備
内定を獲得した今、転職活動のゴールは「入社」です。新しい職場で気持ちよくスタートを切るために、入社までに必要な準備を計画的に進めましょう。
労働条件の最終確認と入社日の設定
入社後のミスマッチを防ぐためには、内定後の手続きが重要です。
【注意点】
- 労働条件通知書を読み込む
転職先から交付される労働条件通知書などの書類を、必ず隅々まで確認しましょう。 - 疑問点は残さない
記載内容に疑問点や不明点があれば、遠慮せずに質問し、曖昧な点を残さないことが大切です。 - 入社日の目安を確認
新しい職場での入社日は、内定後の2~3カ月以内を目安に設定することが一般的です。できるだけ早めに入社日の相談を行い、調整しましょう。
入社までにやることチェックリスト
入社までに必要な準備をリストで確認し、順次進めていきましょう。
【必要な準備リスト】
退職時に交付された書類(源泉徴収票など)を含め、園から指示された入社時に必要な書類を揃えます。
| 必要書類の準備 退職時に受け取った書類(源泉徴収票など)や、園から指定された入社時に必要な書類を事前に揃えておきましょう。 |
|
| 初出勤の準備 あらかじめ、初日の挨拶や自己紹介の内容を整理しておくと、安心。服装や持ち物の確認も忘れずに。 |
|
| 通勤経路の確認 実際の通勤時間帯に、新しい園までの経路・所要時間を確かめておくと安心です。交通機関の遅延リスクも確認しておきましょう。 |
保育士バンク!に相談
保育士の転職の流れに関するよくある質問 Q&A
ここでは、保育士さんが安心して転職活動を進められるよう、よくある疑問とそのポイントをQ&A形式でまとめました。
Q. 転職活動が長期化してしまうのが不安です。長引かせないコツはありますか?
また、面接日程や書類提出のスケジュールをあらかじめ整理しておくと、活動が長引きにくくなります。
Q. 現職の園の職員に転職活動をしていることを知られたくないです。どうすればいいですか?
履歴書や応募書類に現職名を書く場合も、提出先には秘密厳守で対応してもらえる転職サイトや転職エージェントを利用してみるとよさそうです。
気軽に転職相談!Q. 新卒1年目ですが、転職はできますか?
特に保育士は園ごとに保育方針や働き方が異なるため、「もっと子どもに寄り添った保育をしたい」「残業や持ち帰りの少ない環境で働きたい」といった理由での早期転職も珍しくありません。
早めに自己分析をして、希望に合った園を探すことがポイントです。
会員登録・相談無料保育士バンク!で転職相談新しいスタートを切る!働きながら転職を成功させた体験談
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保育士として現場で働きながらの転職活動は、時間のやりくりや園の理解など、悩みや不安がつきもの。
ここでは、働きながら転職を成功させた方々の体験談を紹介します。
新卒1年目 / 20代のAさん
初めての園で慣れない業務と持ち帰りの書類で毎日が精一杯でした。
ただ、園の保育方針が自分に合わなかったので、「もっと小規模な園で保育を学びたい」と思い、勤務後の夜や土日に求人サイトで情報収集。
転職エージェントを頼り、いくつか候補を出してもらいました。
その結果、子ども一人ひとりに寄り添える小規模園への転職が決まり、今は保育の楽しさを実感しています。
現役7年目 / 30代のBさん(リーダー)
主任として日々の業務や職員指導に追われ、自分のキャリアを見直す時間がほとんどありませんでした。
そこで、スケジュールを細かく管理し、休憩時間や早朝に求人チェック。面接は園の休園日やシフト調整で対応しました。
面接では「リーダー経験を活かして新しい園に貢献したい」と具体的に話すことで、採用担当者に前向きな印象を与えられたと思います。
今はリーダーとして活躍しながら、自分の保育観もさらに広げられています。
子育て中 / 40代のCさん
若い先生が多い中、人の入れ替わりが激しく、教えることでいっぱいいっぱいに。
5歳の子どもがいるため、残業や持ち帰り業務の少ない園を探していました。
子どもが寝た後や休日に求人を確認し、面接は子どもの預け先を確保して調整。
「家庭と仕事を両立したい」と正直に伝えたことで、園も配慮してくれ、最終的に家庭とのバランスが取れる園に転職成功。
今は無理なく働ける環境で、保育も家庭も両立できています。
保育士バンク!では、転職に成功した保育士さんのインタビュー記事を掲載していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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求人の紹介だけでなく、書類作成のポイントや面接対策、園の雰囲気の確認まで、一人ひとりの希望に合わせて、転職先が決まるまで伴走します!あなたが保育士として楽しめる職場を一緒に見つけましょう。
転職の流れを把握して「あなた」が活躍できる職場を見つけよう!
転職活動は、準備から応募、面接、内定までの一連の流れを理解して進めることが大切です。
焦らず自分の経験や希望を整理し、園の情報をしっかりチェックすることで、あなたに合った職場を見つけやすくなるでしょう。
ただ、転職は環境が変わる大きな出来事。
「本当に転職した方がいいのかな」と不安になる方もいるでしょう。
そんな時は保育士バンク!にご相談ください。
あなたの不安や迷いにじっくり耳を傾け、一緒に整理しながら「今の職場で働き続けるべきなのか」「転職して新しい環境でスタートを切るべきなのか」などを一緒に考えていきます。
あなたが安心して働ける職場に出会えるように、サポートさせていただきますので、ご相談くださいね。

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