リゾート地として有名な沖縄県で保育士として働きたい方必見！自然豊かな土地で子どもたちの成長を見守ることができるのは魅力的ですよね。今回は、沖縄の保育士事情について勤続年数や平均年収などを詳しく紹介します。また、沖縄県が実施する保育士さん向けの補助金や貸付金制度をまとめました。移住者向けの制度もあるのでご活用ください。
takayuki/shutterstock.com
沖縄県の保育士事情
まずは、沖縄県の保育士さんの給料や平均年齢などを、全国と比較してみましょう。
| 沖縄県 | 年齢（歳） | 勤続年数（年） | 労働時間（時間） | 給与 （万円） |
賞与 （万円） |
平均年収（万円） | 労働者数（人） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 男性保育士 | 35.4 | 10.7 | 170 | 26.36 | 44.63 | 360 | 760 |
| 女性保育士 | 38.3 | 5.8 | 166 | 22.57 | 34.35 | 305 | 11010 |
| 全国 | 年齢（歳） | 勤続年数（年） | 労働時間（時間） | 給与 （万円） |
賞与 （万円） |
平均年収（万円） | 労働者数（人） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 男性保育士 | 30.5 | 5.7 | 166 | 27.79 | 70.82 | 404 | 16320 |
| 女性保育士 | 38.6 | 8.3 | 167 | 26.61 | 71.23 | 390 | 267870 |
沖縄県の保育士の平均年齢
沖縄県の保育士さんの平均年齢は、男性が35.4歳、女性が38.3歳となっていました。
全国の保育士さんの平均年齢は男性が30.5歳、女性が38.6歳であるため、沖縄県の保育士さんの平均年齢は男性が全国平均より上の年齢層の方、女性がほぼ同世代の方が活躍していることがわかります。
沖縄県の保育士の平均勤続年数
沖縄県の保育士さんの平均勤続年数は、男性が10.7年、女性が5.8年です。
全国の保育士さんの平均勤続年数は男性が5.7年、女性が8.3年であることから、沖縄県の保育士さんは男性の勤続年数が長い一方で、女性はやや短い傾向にあります。
沖縄県の保育士の所定内労働時間（残業時間は除く）
沖縄県の保育士さんの月平均労働時間は、男性が170時間、女性が166時間です。
全国の保育士さんの月平均労働時間は男性が166時間、女性が167時間であることから、沖縄県では男性の労働時間がやや長く、女性が短いことがわかります。
沖縄県の保育士に「きまって支給する現金給与額（給料）」
沖縄県の保育士さんの平均給料は、男性が26万3600円、女性が22万5700円です。
全国の保育士さんの平均給料は男性が27万7900円、女性が26万6100円であることから、沖縄県の保育士さんの平均給料は男女ともに全国平均を下回ることがわかります。
また、「きまって支給する現金給与額」とは手取り額ではなく、所得税や社会保険料などを控除する前の金額です。
沖縄県の保育士の年間賞与その他特別給与額
沖縄県の保育士さんの年間賞与は、男性が44万6300円、女性が34万3500円です。
全国の保育士さんの年間賞与は男性が70万8200円、女性が71万2300円となっているので、沖縄県は男女ともに全国平均を下回ることがわかります。
沖縄県の保育士の平均年収
平均給料と賞与額をもとに平均年収を算出したところ、沖縄県の保育士さんの平均年収は男性が369万9500円、女性が305万1900円となりました。
全国の保育士さんの平均年収は男性が404万3000円、女性が390万5500円であるため、沖縄県は男女ともに全国平均を下回っていることがうかがえます。
この数値はあくまでも平均給与なので、沖縄県の中には「賞与4カ月」「18時〜19時は1660円に時給up」など好待遇の保育園もあります！
「給与が低い」とお悩みの方はまずは保育士バンク！にご相談ください。専属アドバイザーがあなたが安心して働ける職場を紹介します。
沖縄県の保育士の労働者数
沖縄県で働く保育士さんの労働者数は、男性が760人、女性が11010人となっています。
全国の保育士さんの労働者数は、男性が1万6320人、女性が26万7870人なので、全国に占める沖縄県の保育士さんの割合は男性が約4.6％、女性が約4.1%であることがわかります。
ただ人手が不足する中でも、アットホームで子どもたちを見守りながら楽しく保育できる環境を整えた園はあります。保育士バンク！では園の内情に詳しい専属アドバイザーがご相談を承りますので、お気軽にお問い合わせください。
沖縄県が実施する保育士向けの支援や取り組み
T.TATSU/shutterstock.com
続いて、沖縄県が実施する保育士さん向けの家賃補助や貸付制度などの取り組みについて紹介します。
貸付事業
沖縄県は、保育士さんの人材確保や離職防止を目的として3つの貸付事業を実施しています。
保育士修学資金貸付
沖縄県内の保育士養成施設に通う学生さんに、修学資金を貸付ける制度です。
貸付金の種類と金額は、それぞれ以下のように定められています。
- 修学費：月額5万円以内（合計120万円以内）
- 入学準備金：20万円以内
- 就職準備金：20万円以内
その他、該当者には生活費加算も貸付けられます。
これらの貸付金は無利子で、養成施設を卒業してから1年以内に保育士登録を行い、県内の指定施設で5年間継続して勤務すれば返還が免除されます。
さらに、沖縄県内の過疎化地域においては保育士として働いた方かつ中高年離職者（※）の方は、3年間継続して勤務すれば、返還の免除となります。
※養成施設入学時に45歳以上、かつ離職後2年以内の方
保育士就職準備金貸付
保育士資格を持っているものの、保育士として働いていない潜在保育士さんに向けて、就職に必要な資金を貸付ける制度です。
対象者は県内の保育施設等を離職してから1年以上経過した方、あるいは勤務経験がない方を対象としており、新たに保育施設で週20時間以上勤務する場合に準備金を無利子で貸付けます。
貸付額は以下の通りです。
【貸付額】
最大40万円（1人1回あたり）
対象の保育施設で保育士として2年以上勤務を継続すれば返還が免除される仕組みです。
未就学児を持つ潜在保育士に対する保育料の一部貸付
未就学児を育てる潜在保育士さんの再就職を促進するため、保育料の一部を貸付ける制度です。
対象は未就学児をもつ保育士さんのうち、新たに県内の保育施設で週20時間以上働く方や、産後休暇・育児休暇から復帰する方です。
【貸付額】
月額2万7000円
期間1年間を限度として保育料の半額を無利子で貸付け、対象の保育施設で2年以上勤務すれば返還が免除されます。
「復帰したいけれど子育てに忙しい」とお悩みの方は保育士バンク！にご相談ください！保育園以外にもさまざまな園をご紹介いたします。
県外保育士移住費等支援事業
沖縄県の那覇市では、県外に住む保育士さんに対して県内での就職活動にかかる費用をサポートしています。
【補助額】
- 単身世帯：1世帯あたり20万円
- 2人以上世帯：1世帯あたり40万円
補助金の支給対象者は、以下に該当する方です。
- 保育士資格を有している
- 保育士として那覇市内の保育所などに就職された方
- 沖縄県内の認可保育所（公立園除く）、認定こども園、地域型保育事業所に就職予定の方
- 就職し、1年以上継続して沖縄県内に居住する意思がある方
- 県内の保育施設等で週20時間以上かつ1年以上勤務する
- 過去に本事業の交付を受けていない方
渡航や引っ越し費用にあてられるため、移住を考えられている方は活用を検討しましょう。申請期間が決まっているため、HPなどで確認してみてくださいね。
沖縄県保育士等キャリアアップ研修
沖縄県では2種類のキャリアアップ研修が行なわれています。
一つは県が主催する研修で、委託を受けた事業者によって実施されているものです。もう一つは、県が指定した実施機関が主催する研修です。
どちらも、多様化する保育の課題への対応を学んだり、若手保育士さんの指導を担うリーダーを育成し、専門性を向上させたりすることが目的とされています。
研修内容は、国が定める「保育士等キャリアアップ研修ガイドライン」に基づいており、専門分野別研修、マネジメント研修、保育実践研修の3つに分けられています。
参加費などは各研修期間に尋ねるとよいでしょう。キャリアアップ研修の詳しい内容はこちら。
保育士宿舎借り上げ支援事業
沖縄県の一部地域では、保育士さん向けの家賃補助事業が行われています。
うるま市で実施されている「保育士宿舎借り上げ支援事業」は、保育施設などの事業者に対し保育士さんの住居にかかる費用を補助する事業です。
対象者は市内の対象の保育施設に新たに常勤保育士として採用された方です。補助が受けられる期間は2年間となります。
【補助額】
上限5万円※3年目より上限の3/4補助
この事業の対象となっている施設に新しく勤めれば、経済負担を減らしながら働けるでしょう。
保育のセミナーなど
沖縄県では、地域ごとに独自のフェアやセミナーなどを開催しています。
保育園見学ツアー
宜野湾市では、保育園見学ツアーを実施しています。
保育園で保育士や保育補助として就職を希望する方であれば、誰でも参加可能のようです。
複数の園舎や園庭の見学ができ、情報収集に活用したり保育園選びの参考にできたりしそうですね。
保育士プチセミナー
那覇市や沖縄市などでは、保育士さん向けのセミナーが開催されています。
有資格者向けと無資格者向けの両方があり、現役保育士さんによる保育士の仕事紹介や、現在の保育現場に関する講演が行なわれているようです。
具体的には、有資格者向けのセミナーでは復職に向けたアドバイスのほか子どもとの寄り添い方など、実践的な内容を紹介しています。
一方、無資格者向けのセミナーでは資格取得方法や保育園の紹介など、就職をサポートするプログラムが実施されているようです。
沖縄県の求人検索をご希望の方は以下をチェック！あなたが働きやすい職場が見つかるかもしれません♪
出典：賃金構造基本統計調査/厚生労働省
出典：沖縄県ホームページ
出典：沖縄県那覇市
出典：沖縄県うるま市
出典：宜野湾市
沖縄県で保育士として働くことを検討してみよう
沖縄県は、就職準備金や修学資金などの貸付事業を実施し、積極的に保育士さんの就職や復職を支援しています。
「景色が美しい沖縄で働いてみたい」という保育士さんも引っ越し費用などの助成が受けられる可能性があるため、チェックしてみてくださいね。
なお、保育士バンク！では全国の保育士さんの転職のお手伝いをしています。もちろん、沖縄県で働く保育士さんの転職も手厚くサポート！「もっと給与が高い園に転職したい」などご相談がありましたらお気軽にお問い合わせください。
/campaign/0004/e3vM0ej3WD6A3UImiLIRsRRyzynFKlObTWSJHAjrzYWYQFi8QlRpbmjLChX6dOVK)
/campaign/0004/DZ7TWBcJ3MWmgU6JV1RVa7zbReTDn5CSzSupdV30q4TVPaApz5heM6bnqp1TJkqs)
/campaign/0004/UIA1sjlJdgxZh0I5Yl9KTc1KnOyelo1a8KTRllUI8qDLUI5e6S1wod4meIqoWzI9)
