潜在保育士とは、保育士資格を持ちながら現在保育の仕事に就いていない人のことです。 2023年時点で約115万人もの潜在保育士がいるとされていますが、国や自治体、民間企業による復帰支援が強化され、今後はブランクがあっても自分らしい働き方(パート・短時間・派遣)で復帰しやすくなっています。この記事では、潜在保育士が抱える不安や復帰しない理由を解消するための具体的な支援制度、保育園以外の働き方、復職成功のコツを解説します。

潜在保育士とは「資格はあるけど保育現場で働いていない人」
潜在保育士の定義は、厚生労働省によると「保育士資格を有しながら、現在保育士として就業していない人」とされています。
つまり、保育士資格を持っていて、現在は保育園や認定こども園、児童福祉施設などで保育士として働いていなければ、保育士としての勤務経験や保育士登録の有無を問わずに「潜在保育士」とされているようです。
勤務経験ある?ない?どちらも潜在保育士
過去に勤務経験がある
過去に保育士として勤務した経験を持ちながら一度退職し、現在現場を離れている方は、潜在保育士のなかでも大きな割合を占めています。
長期間のブランクがある分、保育に関する知識や技術が更新されていないかといった不安や、体力的な負担、以前の職場で感じた人間関係などのつらい経験からくる不安を抱えがちです。
一方で、過去の実務経験や子育て経験は大きな強みとなります。
現在は、潜在保育士の復職支援として、ブランクのある方も安心して復帰できるよう、研修や短時間勤務といった選択肢を設けている園が増えています。
資格取得したが一度も勤務経験がない
保育士資格を取得した後、一度も現場で働いた経験がない方も、潜在保育士です。
実務経験がないことへの不安や、即戦力として働く自信の欠如が、就職をためらう主要な要因になっていそうです。
しかし、近年はOJT(勤務内での実地研修)が充実した小規模保育園や、少人数制の保育ができる企業主導型保育所など、未経験者を歓迎し、ていねいな指導体制を整えた職場が増えています。
最初から正社員にこだわらず、パートタイムや短時間勤務といった柔軟な働き方で現場に慣れていく選択肢も広がっています。
潜在保育士の人数は増加傾向
こども家庭庁の調査では、2023年時点で約185万人の保育士登録者数のうち、潜在保育士の数は115万人以上(約62%)に上り、その数は増加傾向にあります。

保育人材の確保のための総合的な対策/こども家庭庁から「保育士の登録者数と従事者数の推移」をもとに作成
保育現場では深刻な人手不足が続いており、厚生労働省の調査による全国の保育士の有効求人倍率は、最新である2025年度7月に2.77倍と、全職種平均の1.18倍に比べて高い水準です。
これは、保育士1人に対して、約3件ほどの求人があるということ。保育士資格を持つ方がいかに求められているかが分かりますね。
国や自治体はこの状況を改善するため、給与の引き上げや各種支援のための制度を作っており、潜在保育士が復帰しやすい環境づくりが進められています。保育の仕事するならどんな職場?
潜在保育士が保育の仕事をためらう4つの理由
潜在保育士が復帰をためらう理由として、過去の退職理由と現在の生活環境や心理的な不安が共通している方がいるかもしれませんね。
職場の人間関係がしんどい!仕事量が多い!
保育士の仕事は、子どもの命を預かる重大な責任から、朝の受け入れから夕方の引き渡しまで多岐にわたり、精神的・肉体的に負担をともなうこともあるようです。
運動会やお遊戯会などの行事が重なる時期に、サービス残業や持ち帰り仕事が多かった方からは、心身ともに疲れてしまったという声も。
また、複雑な人間関係や保育方針の違いから退職された経験は、復帰を考える上での大きな壁になっているという方も多いようです。復帰の相談はこちら
給料が安くて勤務内容に見合わない
保育士の仕事は、専門性や責任の重大さに対して、給与水準が低いと感じていた保育士さんも多いでしょう。
国の処遇改善手当などで給与は上がってきていますが、「仕事内容に見合う対価ではない」と感じている方はまだ少なくありません。
生活費や子どもの教育費を考えると、復帰後の給与で生活の不安がなくなるのかという心配が、再就職をためらう大きな原因の一つになっているかもしれません。高収入の保育の仕事を相談
子育てや家庭との両立ができなさそう
保育士の仕事は、早番・遅番や土曜出勤、行事対応などで、勤務時間が不規則になりがちだった記憶がある方もいるでしょう。
そのため、子育て中の保育士さんにとって、家庭と仕事の両立が難しいと感じている方が多いかもしれません。
子どものお迎え時間の調整や、急な体調不良による休みづらさを経験していることが、復職に踏み切れない大きな理由としてありそうです。家庭と両立できる求人を探す
ブランクがある・未経験だから…仕事ができるか不安
長期間のブランクがあると、以前持っていた保育に関する専門的スキルが衰えているのではないかという不安があるという方もいるでしょう。
また、最新の保育指針や感染症対策、食物アレルギー対応といった知識が不足しているのではないかという心配も大きい要素です。
さらに、現場でのICT化(タブレット導入など)への対応も、復職のハードルになっているかもしれませんね。
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不安を解消し復帰を成功させるための具体的な対策とコツ

潜在保育士が抱える、ブランクや人間関係の不安をなくし、保育の現場に戻るには、サポートの利用と自分に合った働き方を選択することが大事です。
ブランクあり・未経験の不安を克服できるサポート
経験不足やブランクによる不安は、まず知識や技術をアップデートする機会を活用すれば解決できます。
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希望を出しておけば、研修やOJT(職場内トレーニング)が充実している園を選ぶことも。
体力・両立の不安を解決!「パート・短時間勤務」という働き方
とくに子育て中の方のなかには、最初からハードルの高いフルタイム正社員にこだわらず、パートや短時間勤務から始めるケースが増えています。
パート・短時間勤務のメリット
・「午前中だけ」「夕方の預かりだけ」など、シフトの融通が利く職場を選べば働きやすい。・体力的な負担や精神的なプレッシャーを減らして仕事に慣れることができる。
・自分の子どもの送迎や、家庭の用事との両立が可能。
キャリアプランとしては、パートで現場の状況やペースを掴み、自信をつけてから正社員を目指す方も多いようです。 短時間から働ける職場を探す!
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潜在保育士の資格を活かせる!保育園以外の多様な職場選択肢
保育士の資格は、以前人間関係や業務量で悩んでいた人にとって、保育園以外でも幅広く活かせます。理想的な働き方が見つかるかもしれません。
小規模園・企業主導型保育所
小規模園や企業主導型保育所は、園児定員19名以下の施設が多く、アットホームな環境が多いことが特徴といえそうです。
園児数が少ない少人数制のため、ブランクがあってもゆっくりと現場の勘を取り戻すことができそうです。
また、縦割り式でクラス担任制がない園が多いため、業務負担が軽減されることや、乳幼児が中心のため、運動会など3歳児以上の大きな行事の負担が少ないのもメリットといえるでしょう。]
療育関係の施設
児童発達支援センターや放課後等デイサービスといった療育施設は、子どもたちの発達段階に合わせて深く関わりたい人に適しています。
療育分野は未経験で入る保育士が多いため、経験が少なくても比較的馴染みやすい環境かもしれません。関わる子どもの人数が少なく、一人ひとりとじっくり向き合えるのがよかった、という声も多いようです。
また、一般的な保育園に比べて保護者対応が重要になるため、子育て経験がある方は、その経験が強みとして活かせそうです。
学童保育(放課後児童クラブ)
学童保育は、主に小学生の放課後の生活・居場所を支援する施設です。
子どもの滞在時間が保育園に比べて短いことや、複雑な行事準備や保護者対応が比較的少なく、業務がシンプルです。そのため、ブランクのある方も仕事に慣れやすいでしょう。
勤務時間が夕方からの短時間勤務で叶いやすく、自身の育児やプライベートの時間を確保しやすい点も魅力です。
病児保育
病児保育は、病気の子どもを一時的に預かる施設やサービスです。病気の子どもが対象なので、激しい運動をともなう保育が少なく、体力に自信がない方でも比較的働きやすいかもしれません。
マンツーマンや少人数での関わりが中心のため、ブランクがあっても、自分のペースでじっくりと保育の勘を取り戻すことができます。
短時間勤務で働きやすく、プライベートを優先しやすい職場が多いのも特徴です。
ベビーシッター
ベビーシッターは、利用者の自宅などで一対一で子どものお世話をする仕事です。
フリーランスの形態をとる方が多いため、自分で勤務時間や時給を設定できる登録制のサイトを通じて働くことが多く、自由なシフトで働きたい潜在保育士さんに人気があります。
一対一で子どもと深く関われるため、保育園のような集団での業務や人間関係の煩わしさが少ない点も大きなメリットと感じる方もいるでしょう。
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【最大40万円の補助金も】潜在保育士向けの支援と制度

国や自治体は、潜在保育士が復帰しやすいように、お金の支援や公的な制度を準備しています。これらの制度を使えば、復職にかかるお金の心配や不安を大きく減らすことができます。
以下で紹介する制度は、自治体単位で行っているものが主です。居住地域によっては支援制度を導入していない場合や、制度利用のルールが異なる場合があります。
復帰準備に役立つ再就職支援事業(最大40万円)
この制度は、潜在保育士が再就職に必要な費用をサポートするものです。初期費用を心配せずに、現場に戻る大きな助けになります。
対象
資格を持っていて保育園などに復帰し、2年間続けて保育士として働く意志がある方。
支援内容
最大40万円借りられます。研修費、通勤用の自転車代、制服代などに使えます。
ポイント
借りた施設で2年間継続して働くと、この40万円は全額返さなくてよくなります(返済免除)。
子どもの保育料を支援する保育所復帰支援事業
潜在保育士が再就職する際、自分の子どもの保育園費用をサポートしてくれます。子育て中の方にとって、経済的な負担が大幅に軽くなる制度です。
対象
復職にあたり、自分の子どもを保育園に預ける方。
支援内容
子どもの保育料の半額(自治体によって月額上限あり)を借りられます。
ポイント
借りた施設で2年間継続して働くと、貸付金額は全額返さなくてよくなります(返済免除)。
保育士の子どもの預かり支援資金
就職活動や研修、慣らし保育の期間中にベビーシッターやファミリーサポートセンターなどを利用する場合、その費用を補助する制度です。
早朝・夜間シフトで保育園に預けられない場合や、短時間の預かり利用に使えます。
補助対象期間
認可保育園などに預けられない時間帯の勤務がある保育士
利用方法
補助額や利用条件は、自治体や事業によって異なります(1時間あたりや月あたりの上限あり)。
ポイント
一時的に子どもを預けられるため、安心して復職の準備を進めることができます。
保育士・保育所支援センター
保育士の就職・復職を総合的にサポートするため、国が全国に設置を進めている地域の専門拠点です。
ブランクの不安解消から各種支援制度の手続きまで、保育士の復帰をトータルでサポートしてくれる専門窓口です。2025年10月から全国に設置されました。
補助対象期間サポート内容
ブランクのある潜在保育士向けの復帰研修やセミナーを開催したり、個別の条件に合った保育求人を紹介したりします。各種支援制度(貸付金など)の情報提供も行っています。
ポイント
公的な制度は自治体によって内容が異なるため、まず保育士・保育所支援センターを訪ねて相談するのがよさそうです。相談や復職サポートなどのサービスは無料で利用できます。
給料アップのための処遇改善手当
この制度は、保育士の給料を確実に上げることと、専門スキルや経験を給料に反映させることを目的に国が作った制度です。保育士の月の給与のベースアップや賞与などの一時金が国から補助されます。
制度の概要
職員に手当のことについてしっかり説明を行って、保育士が手当をもらいやすくしている園に対して補助金が支払われます。園はそれを職員のお給料に上乗せする制度です。
また、そのうえで、研修を受けた保育士に、役職や仕事内容に応じて手当を出す仕組み(処遇改善等加算I)経験や勤続年数が長い職員の手当を増やす仕組み(処遇改善等加算II)があります。
給与の現状
この制度によって、保育士の人件費は過去よりアップしているようです。たとえば2025年度の予算では5.3%増額されるなど、給与水準が上がったことも分かっています。
ポイント
園によって、この手当の制度の対象にならない、申請していないケースがあります。復職の際は、処遇改善手当が受けられる園かどうかをしっかり見極める必要があります。
潜在保育士が無理なく復帰するためのお悩みQ&A
潜在保育士さんが知りたい復帰のための疑問に答えます。
Q1.ピアノが苦手でも、復帰できる職場はある?
小規模園や企業主導型保育所は、大人数での伴奏機会が限られることが多いため、ピアノスキルが必須でないケースが多いです。
また、学童保育は、保育よりも遊びや生活支援が中心でピアノスキルは必須ではないでしょう。
大規模園でも、近年はピアノ専任の先生の配置や、CDやタブレットによるデジタル伴奏で対応している場合もあります。
復職の際は、ピアノが苦手な分、手遊びや読み聞かせで貢献したいなど、ほかの得意分野で意欲をアピールしてみましょう。ピアノスキル不要の園を探す
Q2. 40代・ブランク15年。復帰して現場で若手の先生と上手くやっていける?
40代でブランクがある場合でも、子育て経験や人生経験からくる保護者への共感力や、社会人としての安定感は、職場で非常に歓迎される強みとして受け入れられそうです。
新しいやり方や若い先生の指導に対して謙虚に学ぶ姿勢を示せば、経験豊富な人材として歓迎されるでしょう。
同世代が多い職場や、ママ保育士が多数働いている園などを探すなら、転職エージェントに相談することで、職場環境を考慮した求人を紹介してもらうことができます。
Q3. 正社員で復帰したい!最初はパートで慣れてから正社員になるのは可能?
多くの保育施設が、ブランクのある人材向けにパートタイムからの正社員登用制度を設けています。
パートとして働くことで、最初のうちは体力や精神的な負担を抑えながら、職場の環境や仕事の流れに無理なく慣れることができそうです。
現場復帰に成功し、自信を取り戻してから正社員を目指すためには、最初に「ゆくゆくは正社員として働きたい」と、意向を伝えておけるとよいでしょう。パートで働ける園を探す
Q4. 「再就職支援事業」を利用して、2年以内に退職した場合、貸付金はすぐに全額返済しないといけない?
貸付金の全額免除の条件は「2年間継続して勤務すること」であるため、退職した場合は、原則として返済義務が発生します。
しかし、公的支援なので、すぐに全額一括返済を求められるケースは少ないかもしれません。
返済条件や手続きの詳細は、必ず事前に、貸付を受けた自治体の担当窓口や保育士・保育所支援センターに確認しておきましょう。
Q5. ベビーシッターとして働くにはどうしたらよい?
ベビーシッターとして働くためには、自分で顧客を探す方法もありますが、信頼できる登録制のマッチングサイトを利用するのが最も手軽で安心です。
登録後、研修を受け、子どもを預かるための知識やスキルを身につけることができます。サイトを通じて仕事の依頼を受けられるため、自分の都合に合わせて効率的に働くことができますよ!マッチングサイトを見てみる
出典:保育人材の確保/厚生労働省出典:保育士の有効求人倍率の推移(全国)/こども家庭庁出典:保育人材の確保のための総合的な対策/こども家庭庁出典:福祉人材のための資金貸付事業/東京都福祉局
潜在保育士から自分らしく働く保育士への一歩を踏み出そう
「ブランクの不安」や「人間関係、仕事の多さ」など、潜在保育士さんが復帰をためらう理由の多くは、今の多様な働き方や手厚い復職支援制度によって解消され始めています。
パートや短時間勤務、あるいは小規模な園や療育施設など、それぞれの生活に合った働き方を選べる選択肢が増えてきていそうです。
さらに、国の経済的な支援制度を上手に使うことで、金銭的な心配をせずに、無理なく保育士として再スタートできます。
潜在保育士さんが持つ資格や経験は、保育現場で強く求められています。
ブランクがあっても安心できる働き方や、給与・人間関係の不安を解消する職場を、保育士バンク!に相談してみてはいかがでしょうか。
埋もれさせている保育士資格やあなたのスキルを、必要としている復職先で活かせるかもしれません。
「ちょっと話を聞くだけ」「どんな復職先があるかだけ知りたい」でも大歓迎!保育士バンク!にお気軽にご相談ください。保育士バンク!で転職相談無料で会員登録する
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