スキマバイトとは、決まった時間だけ単発で働ける新しい雇用スタイルで、「スポットワーク」とも呼ばれています。保育士バンク!の公式SNSで、保育士さんを対象にスキマバイトに関する調査を実施。今回は、スキマバイトの利用の流れや実際の声、注意点を詳しく紹介します。活用を検討している保育士さんは、リスクもふまえて自分に合った働き方を考えてみましょう。
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保育士さんも応募できるスキマバイトとは?利用の仕組みも解説!
スキマバイトとは、企業と働く人の都合が合う時間にあわせて、短時間だけ仕事をする新しい働き方です。「スポットワーク」と呼ばれることもあり、会社員や学生、主婦(主夫)など、幅広い方々が活用しています。
勤務期間が3か月以内の短いアルバイトは「短時間バイト」と呼ばれるのに対して、雇用期間が一日単位のものは「スキマバイト」とされています。
たとえば「2〜3時間だけ」「午前中だけ」など、ちょっとした空き時間を活かして働くことができます。
家事の合間や本業の休憩時間などにスキマ時間を活かして収入を得たい方にとっては、利用しやすい仕組みといえそうです。
また、保育士として働くことを検討している方の中には、ライフスタイルに合わせてスキマバイトを取り入れたいと考えることもあるでしょう。
ここでは、保育士さんがスキマバイトに応募してから勤務を開始するまでの流れを紹介します。
【スキマバイトの流れ】
※図はあくまでも一例です。
- 保育園が求人票を作成
保育園側が保育士さんに向けた求人票を登録します。 - 求人アプリに掲載
保育園側が作成した求人情報が、スキマバイト用のアプリに公開されます。 - 保育士さんが応募
保育士さんが働きたい時間・条件に合った求人を見つけて、求人に応募します。 - 保育園に勤務
双方のマッチングが完了すると、保育士さんが指定された日にちに保育園で勤務します。
保育士さんにアンケート!スキマバイトに興味はある?
スキマバイトという新しい働き方に対して、保育士さんはどのように感じているのでしょうか。
今回は、保育士バンク!公式SNSのフォロワーである保育士さんに、スキマバイトについてアンケートを実施しました。
スキマバイトへの興味はある?
まず、「スキマバイトに興味があるかどうか」を尋ねたところ、「少し興味がある」と答えた方が48%と、全体の約半数を占めました。
さらに「やったことはないがやってみたい」が21%、「すでにやったことがある」が4%と、合わせて約7割以上が、スキマバイトに対して何らかの関心を持っていることがわかりました。
【質問:スキマバイトに興味はありますか?】
※アンケート有効回答数:407件
※本調査は一部の保育士さんからの回答に基づいた結果であり、全ての保育園の状況を反映しているわけではありません。
一方で、スキマバイトに対して「興味なし」と答えた方も27%おり、この新しい働き方が、すべての保育士さんにとって身近なものとは限らないこともうかがえます。
この結果から、スキマバイトが保育士さんの間でも徐々に認知されてきている一方、関心の度合いや捉え方には、ばらつきがあることもわかりました。
スキマバイトについてどう思いますか?
続いて、スキマバイトに対する保育士さんたちの率直な意見をうかがいました。
スキマバイトに対して前向きに捉える声
このように、スキマバイトによって自分の経験を広げられることや、園との相性を見極められる点に魅力を感じるという声が集まりました。
スキマバイトに対して慎重な意見・懸念の声
このように、現場での受け入れ体制や保護者の受け止め方、事務手続きの負担などに対して、不安を感じている声がありました。
スキマバイトのような働き方には「柔軟さ」がある一方で、園側の受け入れ体制の整備や業務の明確化、働いている職員からの理解を得るための工夫も必要になるでしょう。
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保育士さんがスキマバイトを利用するメリット
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スキマバイトに対しては、慎重な意見がある一方で、働き方の選択肢として前向きに捉える保育士さんの声も聞かれました。
実際に、保育士としてのキャリアや生活スタイルに合わせて、スキマバイトを活用している方もいるようです。
ここでは、スキマバイトを利用する主なメリットをまとめてみました。
空いた時間を有効活用できる
スキマバイトは、決まったシフトに縛られず、自分の都合に合わせて働けるのが大きな特徴です。
「午前中だけ」「週1回だけ」など、無理のないスケジュールで仕事を入れることができるため、家庭やプライベートと両立しやすくなります。
「保育の仕事を続けたいけれど、家庭の都合に合わせながら働きたい」という方にとっても取り入れやすい働き方かもしれません。
収入を少しでもプラスできる
限られた時間の中で働くことで、ちょっとした収入につながるのもメリットのひとつでしょう。
家計の足しにしたり自分の好きなことや子どものために使えたりと、日々の生活に少し金銭的な余裕が生まれるかもしれません。
収入を得られる選択肢が増えることは、気持ちのゆとりにもつながりそうですね。
さまざまな保育現場で経験を積める
スキマバイトを活用すると単発の仕事が多く、さまざまな保育園で働く可能性があります。
園によって保育方針や雰囲気、子どもとの関わり方が異なり、新しい発見があるかもしれません。
「この園ではお散歩前の準備がとてもスムーズ」「保護者対応の声かけが丁寧で勉強になる」など、普段とは違う環境での経験が、保育観を広げるきっかけになることがあるでしょう。
また、ブランクのある方が復職する際も、短時間から現場に慣れていくステップとして、活用することができそうです。
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保育士さんが見落としがちなスキマバイトのリスク
スキマバイトには、働く時間の自由さやさまざまな園で保育に関わることができるという魅力がありますが、働く際の注意点もあります。
保育の仕事では、短時間の勤務であっても責任や信頼が求められる場面が多く、想定していなかったトラブルに直面することがあるかもしれません。
ここでは、安心して働くために知っておきたいリスクについて詳しく紹介します。
1回だけでも副業扱い?まずは本業の園のルールの確認を
保育士さんの中には、本業の保育施設で勤務しながら、副業としてスキマバイトを始めたいと考える方もいるかもしれません。
「1日だけだから問題ない」「登録だけなら大丈夫」と考えて行動するケースも見られます。
しかし、本業の勤務先によっては「副業禁止」「副業する場合は事前の申請が必要」などといったルールを設けている場合があるため、注意が必要です。
本業の園の就業規則を確認せずにスキマバイトを始めてしまうと、園との信頼関係に影響が出てしまうことがあるでしょう。
副業として始める場合は、就業規則のチェックや園長先生への相談など、事前の確認をしておくことで、安心して仕事を始められるでしょう。
保険やサポートは万全?働く前のチェックが大切
スキマバイトの求人は、勤務時間や時給だけでなく、「もしものとき」の備えが整っているかどうかも大切なチェックポイントです。
保育の現場では、子どもと関わる中で予想外のケガやトラブルが起きることもあるため、事前の確認が必要です。
以下のような項目について、求人を掲載している事業者に確認しておくと安心です。
- 労災保険が適用されるかどうか
勤務中にけがをした場合に備えて確認しましょう。 - 補償体制が整っているか
万が一、子どもや園の備品に関わるトラブルが起きた際の補償体制が整っているのか、チェックしましょう。 - トラブル時の連絡先や対応の流れが明示されているか
勤務先の園で困ったことが起きたときに備えて、誰に・どのように連絡すればよいかを事前に把握しておくことが大切です。 - 仕事内容や担当範囲が明確か
求人の掲載内容と実際の業務内容にズレがないか確認しましょう。
単発でも“人間関係”のトラブルが起きる可能性あり
「短期間だから人間関係の心配は少ない」と思われがちですが、保育の仕事は職員同士の連携が大切です。
初めて勤務する園では、業務の進め方や雰囲気がわからず、職員との行き違いがトラブルにつながることもあるでしょう。
既存の職員の中には「どのくらい保育への意識や知見があるのだろう」と不安を抱えながら、受け入れている方もいるかもしれません。
スムーズに関係を築くためには、以下のような基本的なコミュニケーションを意識しておくと安心です。
- あいさつや確認を丁寧に行う
- わからないことは遠慮せずに聞く
- 園の方針に寄り添った保育を行うように心がける
職員の方への気配りや子どもへの丁寧な関わりの姿勢が伝わると、信頼関係を築くきっかけになるでしょう。
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